AW23シーズンで最もお勧めしたいスペシャルプロジェクトの一つ、初のトリプルコラボレーションとなるKOSUKE TSUMURA×LAVENHAM+ELIMINATORのサバイバルジャケット2種&コートの3モデルをリリース致します。本企画は、武蔵野美術大学の教授でもあるデザイナー津村耕佑氏が、1992年に発表した「都市型サバイバルウエア」 FINAL HOMEをインスピレーション源としています。1969年、UKのサフォーク州で創業しホースブランケット製作から始まったブランドLAVENHAMが全生産を担い、AW21 ( 1st ) 、AW22 ( 2nd )、そしてAW23 ( 3rd ) と3回に渡って取り組まれたKOSUKE TSUMURA×LAVENHAMの両者による3型のコラボアイテムにELIMINATORのリクエストをさらにプラスする形で実現。生地やディテール変更、新たなキルトパターン、ブラックに拘ったカラー等のアップデートを加え、特別なLAVENHAMバージョンとして完成している点がポイントとなっております。1stに関しては、3モデルの中で唯一ラベンハムのキルティングを用いていないライトアウターとしての提案なります。オーバーシルエットとなる為、インナーには色々とレイヤーしていただく事が可能です。身頃や袖のファスナーを開けていただくと、ステッチで区切られた収納箇所がいくつもございます。着用者それぞれが思い思いのものを入れていただく事で完成するデザインです。表生地にはイタリアのオルメテックス社のナイロンコットン地を採用。フロントはスナップボタン仕様のスポーティーな印象となり、ロングシーズンに渡って使える利便性の高さが個人的に最もお勧めのモデルとなります。この他、ディテールデザインに関する詳細は是非product infoからご覧ください。ファッションアイテムとしての格好良さは勿論ですが、特に本企画を通してお伝えしたい重要なポイントとしては、津村氏が31年をも前に発表されたデザインコンセプトが、この現代において非常に考えさせられる意味合いを含んでいるという点です。当時、アーバンサバイバルウエアとして発表され、金沢の21世紀美術館でも展示をされた作品がベースとなっておりますが、現在の緊迫した安全保障の問題、また気象問題や特権階級による国民支配など、さまざまな問題が露呈しはじめている今日の社会情勢を見渡すと、実は現実離れしたテーマでもないかと感じています。なんでも手に入る時代に住む私たち日本人にはなかなかピンと来ないと思いますが、ちょっと立ち止まって自分や愛する人がどのようにこの時代を生き抜くべきか、サバイブする感覚で考える機会になればという想いを込めたコンセプトムービーを制作しましたので是非ご覧いただき、何か心で感じていただけたら嬉しいです。もしも家が無くなり、帰る場所を失くしてしまったとしても、私たちは何かしらの衣服を身に纏わなければなりません。津村氏は、もし荒廃した世の中になったとしても新聞紙などの古紙を大きなファスナーポケットに沢山詰め込み、空気の層を作って暖を取れるサバイバルジャケットを31年前に考案しました。そして現在、そのデザインを私たちはどういう気持ちで受け止めるべきなのでしょうか?個々それぞれに意見があると思いますが、自身の考え方次第で未来は変えられると思います。メッセージが込められアートをも内包した一枚の機能服、是非手に取って感じていただけたらと思っています。
KOSUKE TSUMURA×LAVENHAM+ELIMINATOR公式通販 コウスケ ツムラ×ラベンハム+エリミネイター正規取扱店
マネキン着用サイズ : L
マネキンサイズ
身長182cm、バスト90cm、ウエスト76cm、ヒップ88cm、肩巾53cm、袖丈63cm、頭回り59cm
モデル着用サイズ : M
モデルサイズ
身長180cm、バスト86cm、ウエスト75cm、ヒップ93cm
“KOSUKE TSUMURA×LAVENHAM+ELIMINATOR”
初のトリプルコラボレーション。特別な三アイテムを一挙に展開します。
過去 ( 伝統 ) にならい、現在の視点を加え、未来に繋げる。この三つの時間軸 "THREE TIMELINES" をコンセプトに製作。
「機能性」、「実用性」、「身体保護」という共通DNAのもと、これまでにデザインされた三アイテムをマテリアル、キルトパターン、ネームをアップデート。
ジャケット全体を収納スペースとするウエアFINAL HOMEによって「安心を着る」という考え方を生み出した津村耕佑氏のアイディアと、LAVENHAMの歴史や長年培ってきた技術、ELIMINATORのみのカラーリングとキルトパターンがミックスされ、「都市をサバイブするウエア」が完成しました。
●本アイテムの表生地にはイタリアOLMETEXの74%ナイロン , 26%コットン混紡の撥水性に優れた機能生地を採用し製作されています。裏地はラベンハムの定番生地である100%リサイクルポリエステルタフタのLAVENSTER生地です。LAVENSTERは弱撥水でとても軽くしなやかな生地です。
●前身頃と袖に大きくZIPを施し、開閉するとステッチ区切りでいくつもの部屋を設けています。身頃に八つ、袖に八つのトータル十六部屋あります。
●ZIPが施されたフードはすっぽり顔まで覆う事が出来るように大きく設定されています。
●後身頃には大型バックポケット ( 縦35cm×横36cm ) が二つ付いています。
●肩にはナイロンテープ ( 49cm ) が施されておりバッグのように持ち運びが出来る仕様です。
●フロントはスナップボタン仕様です。
●袖口にストラップとボタンが二つ施されており袖口巾の調節が可能です。
●パイピングはナイロン89%、ポリウレタン11%混紡生地でコーデュロイ生地ではありません。
●全てのモデルに半透明クッションが付属します。中身はサフォークにあるLAVENHAMの自社工場で発生した端切れを100%利用。ウエアに入れる事で保温に繋げる事が可能です。シルエットの可変も出来ます。
OLMETEX ( オルメテックス ) とは
1952年、イタリアのCOMO ( コモ ) にて創業。COMOはスイス国境付近の街で古くよりシルク産業が盛んな地区であり、シルクの生産において世界最高水準と言われています。Olmetexは高密度のコットン素材を中心にクラシックかつテクニカルな生地を生産しています。英国の老舗アウターメーカーなど、Olmetexの素材は一流のメーカーで定番的に採用されており、この分野における最高峰のメーカーです。
津村耕佑 ( KOSUKE TSUMURA ) とは
武蔵野美術大学空間演出デザイン学科教授
東京藝術大学 美術学部 デザイン科 非常勤講師
桑沢デザイン研究所 非常勤講師
日本文化デザインフォーラム会員
1983年より三宅デザイン事務所に所属し三宅一生氏の下でパリコレクションに関わる。
1992年にジャケット全体を収納スペースとして活用したウエアーFINAL HOMEを考案。
1994年にファッションブランドKOSUKE TSUMURA並びFINAL HOMEを ( 株 ) A-netからスタートし、パリ、ロンドン、東京でコレクションを発表。
2015年に独立した後に、FINAL HOME projectを始動。
LAVENHAMとは
ブランドコンセプトは、「より良いものへの追求」「目的に適ったものづくり」。
1969年にロンドン北東部サフォーク州の小さな美しい村、LAVENHAMで創設。エリザベス女王に仕える女官だったMrs. Elliot ( ミセス・エリオット ) が、女王が乗る馬用のブランケットに、キルティング素材の採用を発想したことからブランドが誕生しました。
1969年、ナイロン・キルティング素材のホース・ブランケットを発売。軽量かつ丈夫で保温性が高く、価格も適正であったため、瞬く間に英国中に広まり、乗馬用具業界での地位を確立しました。
1972年にLAVENHAMの名を決定的に印象付けた、ダイヤモンド・キルティング・ジャケットを発表。このキルティングジャケットは、ベーシックで実用的な乗馬用トレーニング・ウェアに、タウンユースでも着用できる高いファッション性と独自の専門的な縫製方法を取り入れたことで、高く評価されました。
1970年代に乗馬のルーツを注入した、ブランドを象徴する、キルティング・ジレを発表。当初主に使用していた素材はナイロンでしたが、その後、ポリエステル、ウール、カシミヤ、コットン等々幅広い素材が用いられるようになりました。ブランド誕生から50年以上経った現在も、全ての製品をサフォーク州の自社工場で熟練の職人の手で生産し、高いデザイン性と高品質なキルティング製品を製作し続けています。
20231019
FABRIC : FACE ( Nylon74% , Cotton26% ) , LINING ( Polyester100% )
COLOR : Black
COUNTRY OF ORIGIN : England