KID MOHAIR WOOL BRUSHED TREE JAQUARD CARDIGAN ORANGE

細やかな視点での物作りに定評のあるYOKE。早くもSS25コレクションから新作がデリバリーとなりました。毎シーズン、デザイナー寺田氏が感銘を受けたアーティストの作品がインスパイア源となっており、とても丁寧にファブリックやディテールにアートが落とし込まれている点に惹かれています。ファッション同様にアートが好きなんだな、という人柄が滲み出ているようなブランドですね。SS25においてフォーカスしたアーティストはドイツ出身でアメリカを活動の拠点とした画家「Wolf Kahn ( ウルフ・カーン/1927-2020 ) 」。彼は1940年代にナチスの支配下にあったドイツから米国に逃れ、ニューヨークで美術を学び、同じくドイツ出身の抽象画家のハンス・ホフマンに師事しました。Wolf Kahnの芸術スタイルは、具象と抽象を融合した表現で、鮮やかな色使いと雰囲気のある風景画が特徴です。抽象画家たちの技法とアメリカの風景画における自然主義の伝統技法をミックスさせ、表現豊かで静謐な作品を生み出していました。本アイテムではそんなWolf Kahnが描いた力強い木々と風景の配色のイメージを6色の糸を用いてジャカード編みで表現しています。単に編んだだけでなく、ジャカードの編み地を更に起毛させる事で複雑に色が入り混じり、実際の作品を見ているかのような力強さが感じられますよ。まるでアートを纏うような感覚の本アイテム。ニット製作を得意とするYOKEならではの個性が出ている仕上がりとなっており、ニッティングでこのクオリティーの表現ができるという点がとにかく素晴らしいですね。糸は光沢感と滑らかさに優れたキッドモヘアを採用し、ふわっと柔らかなタッチの仕上がりに。このヤーンはアンゴラヤギの中でも生後一年未満の子ヤギから刈り取った、モヘア収穫量全体の1/6程度しか取れないとても希少な素材との事。繊細な毛足の長い繊維が外気温を伝導しない断熱性を特徴とし、冬は暖かく蒸れにくいという吸湿放熱性に優れています。カーディガンに関しては、脇線に沿って腰ポケットが施されていますが、柄を邪魔しないように気遣いされている点も見逃せません。YOKEらしいゆったりとしたシルエット感もお楽しみいただけます。

YOKE公式通販 ヨーク正規取扱店

マネキン着用サイズ : 3

マネキンサイズ

身長182cm、バスト90cm、ウエスト76cm、ヒップ88cm、肩巾53cm、袖丈63cm、頭回り59cm

YOKE ( ヨーク ) からSS25コレクションのご紹介です。

●本アイテムは38%キッドモヘア、37%ナイロン、25%ウール混紡のヤーンを用い製作されています。

●毛足の立体感を持たせる加工を施したタムタムヤーンと呼ばれるキッドモヘアを使用しています。

●光沢感と滑らかさが特徴のキッドモヘアはアンゴラヤギの生後一年未満の子ヤギから刈り取ったもので、モヘア収穫量全体の1/6程度の貴重な素材です。柔らかく毛足の長い繊維で外気温を伝導しにくい断熱性がある為、暖かく蒸れにくく、吸湿放熱性にも優れています。

●六色のヤーンを用いてジャカード編みにて製作。今期インスピレーション源のウルフ・カーンの作品の力強い木々や風景の配色などをイメージしています。

●フロントには11,5mmの貝ボタンが施されています。

●両サイドの脇線に沿ってシームポケットが施されており、柄を邪魔しない様な配慮となっています。

下記はSS25ブランドオフィシャルリリースです。

“ 具象と抽象の融合 ”

SS25コレクションはドイツ出身のアメリカの画家Wolf Kahn ( ウルフ・カーン ) の作品をインスピレーション源にコレクションを製作しました。彼は1940年代にナチスの支配下にあったドイツから米国に逃れ、ニューヨークで美術を学び、同じくドイツ出身の抽象画家のハンス・ホフマンに師事しました。Wolf Kahnの芸術スタイルは、具象と抽象の融合で、鮮やかな色使いと雰囲気のある風景画が特徴です。彼はカラーフィールドの画家達の技法とアメリカの風景画の自然主義の伝統を融合させ、表現豊かで静謐な作品を生み出していました。そんな彼の作品の大胆なカラーの組み合わせ、油絵やパステルなどを使った色の混ざり、自然、風景、力強い木々や家、小屋などからインスピレーションを得て製作したコレクションです。

Wolf Kahn ( ウルフ・カーン ) とは

ウルフ・カーン ( 1927.10.4 - 2020.3.15 )

1927年ドイツのシュトゥットガルト生まれ。1940年にイギリス経由でアメリカに移住しました。1945年、ニューヨークのハイスクール・オブ・ミュージック&アートを卒集後、海軍に入隊。GIビルのもと、署名な教師であり抽象表現主義の画家であるハンス・ホフマンに師事し、後にホフマンのスタジオ・アシスタントになりました。1950年、シカゴ大学に入学。1951年に美術学士号を取得して卒業。わずか1年で学位を取得した後、カーンはフルタイムのアーティストに戻ることを決意しました。ホフマンの元生徒らと共同ギャラリー、ハンザ・ギャラリーを設立し、そこで初の個展を開きました。1956年にはグレース・ポルゲニヒト・ギャラリーに参加し、1995年までの間、定期的に個展を開催しました。フルプライト奨学金、ジョン・サイモン・グッゲンハイム・フェローシップ、芸術文学アカテミー芸術賞を受賞。彼はエジプト、ギリシャ、ハワイ、イタリア、ケニア、メイン州、メキシコ、ニューメキシコを旅し、風景画を描いていました。夏と秋はパーモントの丘の中腹にある農場で過ごしていました。

YOKEとは

Designer : 寺田典夫 ( テラダ・ノリオ )

文化服装学院デザイン専攻科卒業後、ドメスティックブランドやセレクトショップなど数社でデザイン、生産管理を経験。その後2016年に独立し、2018AWよりブランドをスタート。

ブランド名のYOKE ( ヨーク ) は、「繋ぐ」「絆」「洋服の切り替え布」などの意味です。" つなぐ " をコンセプトに2018AWにブランドをスタートしました。「モノがヒトをつなぎ、ヒトがヒトをつなぎ、ヒトがモノをつなぐ」。 1着の服が出来上がる工程に、" 原料→糸→生地→裁断→縫製→仕上げ " と製品になるまでに何十人もの人が関わり、その仕事がつながって洋服は出来上がっています。そのことを強く意識し、デザインから生産まで自身の目の届く範囲での物作りを心掛けています。また、ブランドのアイテムがいろんな人たちにつながっていって欲しいという思いも込めています。素材やパターンにこだわり、スタンダードなアイテムにコンテンポラリーなエッセンスを加えたユニセックスで着こなせる洗練されたアイテムを提案しています。

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