KIKO KOSTADINOVとCAMPERとのコラボレーションは今回が2シーズン目になります。前回はCAMPERのアーカイブからインスピレーションを受け、オリジナルデザインをモディファイするような形でKIKOらしいワークシューズを作製していましたが、今シーズンはどちらかと言うと作業靴をゼロからCAMPERで作ってみたらどうなる?という点をKIKOは掘り下げたのではないかと思います。勿論リアルに使う為の仕様ではございませんが本作はキャンバスの上にラバーコーティングした生地をアッパーに用い敢えてステッチワークにコントラストが付くような白をチョイス。ワンストラップのベルクロテープで簡単に脱着もできる点など作業靴からインスピレーションを得たと思われる要素が盛り込まれていますね。これもまたKIKOが常にデザインベースとしているユニフォーム感を思い切り出しているアイテムとも言えます。スニーカーでもなく、革靴でもない、そんな独特なシューズとして完成されていると思いますので、新しい足元を楽しみたい方には是非お履き頂きたい一足です。
4月15日入荷商品CAMPER together with KIKO KOSTADINOV公式通販 カンペール トゥゲザー ウィズ キコ コスタディノフ正規取扱店
1975年創業 (前身の会社は1877年に設立)、スペインのバレアス諸島州インカ ( マリョルカ島 ) に拠点を置くシューズブランドCAMPERと、KIKO KOSTADINOVのコラボレーションからストラップシューズのご紹介です。
ボリュームのある特徴的なソールは、トレッキングシューズからインスピレーションを受け1997年に製作されたCAMPERのTEIX ( ティッシュ ) モデルのソールを引用しています。
本プロジェクトスタート時にKIKO KOSTADINOVは、「 カンペールのアーカイブ・コレクションを見ながら、革新的なシルエットと製法のTEIX ( ティッシュ ) に目を奪われました。こんなに斬新な靴を今風に生まれ変わらせることができて光栄です 」。と答えています。
アッパーはキャンバスラバーコーティング生地を用いています。脱着が容易な様にワンストラップのベルクロテープや、敢えてコントラストを付けたステッチワークなどKIKOデザインらしいワークテイストを感じさせるアイテムでありスニーカーでも革靴でもない個性的なシューズに仕上げています。
カンペール・トゥギャザー
芸術、ファッション、工業デザイン、建築の世界で国際的に活躍するデザイナーと商品やショップを作るカンペールのコラボレーションカテゴリーです。2006年のスタート以来、カンペール・トゥギャザーはカンペールのユニークなDNAと各デザイナーのクリエイテイビティのアイデンティティを融合させるというオリジナリティに富んだコンセプトを展開し続けています。
KIKO KOSTADINOV ( キコ・コスタディノフ ) プロフィール
< Kiko Kostadinovはブルガリア出身、ロンドンをベースに活躍するデザイナーです。セントラル・セント・マーチンスBA ( 学位課程 ) にてメンズウエアデザイン、MA ( 修士課程 ) にてファッションデザインを学び、同校を2016年に卒業。2016年6月LONDON FASHION WEEK期間中、セントラル・セント・マーチンスのMA卒業ショーにおいて自身の名を冠したコレクションを発表。New Gen Menを学生として初めて受賞したメンズウエアデザイナーとなり、ブリティッシュファッションカウンシルは卒業を機にKiko Kostadinovをサポートしました。
2017AWシーズンよりMACKINTOSHのクリエーティブディレクターに就任し2017年1月のPARIS FASHION WEEKにてデザイナーズレンジであるMACKINTOSH 0001を発表しています。同年、Forbes誌にて 「 30 Under 30 Europe 2017 」 のアートカテゴリーとして選出されました。※30アンダー30は、30歳未満の起業家や各分野の若きリーダー、イノベーターらを選出するものです。
KIKO KOSTADINOVブランドの特徴は、以前から存在しこれから先も存在するであろうユニフォームのファンクションという部分に着目し、彼独自のパターンワーク ( ※パターンはデザイナー自身によるものです ) 、そして人が服を纏った時に生まれる空間を機能を考えながらデザインとして成立可能なようにディテールをいかにして作り出すかを模索し、空間にデザインの可能性を見出している点です。前述致しましたパターンは研究とも言えるレベルで行うそうです。あるシーズンにおいては15回以上も作り直したブルゾンなどもございます。さらに自身で行うパターンに加え、Vivienne Westwoodの初期のパターンを手掛けパターン一筋で生き抜いてきた職人を起用する事もあり温故知新の英国気質を感じられる点も魅力です。機能のみに特化した素材を主として用いるアウトドアフィールド向けのウエアとは異なり現代的な素材を用いエレガントに仕上げている点もポイントです。
これらの事は過去・現在・未来 ( PAST NOW FUTURE ) という時間軸において、自身が考える新しいユニフォームが未来の定番となっているようなタイムレスなものを作製していきたいという想いの表れでもあります。時代に迎合せずに、自身が 「 表現したい事・やりたい事 」 を利害関係を優先する事無くピュアに表現している人物です。
FABRIC : UPPER ( synthetic fiber , canvas ) , SOLE ( rubber )
COLOR : Black
COUNTRY OF ORIGIN : Vietnam