2025年春夏のコレクションにてLOOK No.35で使用されていた本アイテム。今シーズンは、昨今の様々な世界情勢を危惧し、精神面における静寂を求めて仏教に回帰した内容としています。仏教史に関連する僧侶や詩人の言葉や仏法に至るまで、デザイナー山本耀司氏がインスパイアされた色々なワードが表現方法として用いられています。「万物は虚に居て実にはたらく 実に居て虚にはたらくべからず」。この言葉は、松尾芭蕉 ( 1644~1694 ) が「貞享式」の中で書いた言葉です。これは芸に関する考え方の解釈であり、虚の中の実は肯定しているが、実の中の虚に対しては否定的、というのが松尾芭蕉の虚実感のようです。芸の感動は虚と実の間にある。恐らくですが山本耀司氏は、いちファッションデザイナーとして、いち表現者としてこの言葉に共感するものがあったのではないでしょうか。これに繋がるデザインとして、デザイナー山本耀司氏が描いたデッサン画がプリントされている点にもご注目ください。フランス語で書かれた「新しい美は常に奇妙なもの」というメッセージからはデザイナーの心理が感じられるようです。本作で使用しているボディーは、前開き仕様のノースリーブの為、カーディガンのようにレイヤースタイルをお楽しみいただく事もでき、且つ一枚で男らしく着こなす事も可能。ゆったりとしたシルエット感と膝が隠れるほどの長めの着丈感を特徴としている為、裾脇にはスリットも入れています。細番手のコットンの上にナイロンをカバーリングした糸で編み立てた天竺素材を採用しているので、ソフトな肌触りと軽やかに感じる上品な薄さが特徴ですね。この着心地の良さを是非体感してみてください。
YOHJI YAMAMOTO POUR HOMME公式通販 ヨウジ ヤマモト プール オム正規取扱店
マネキン着用サイズ : 3
マネキンサイズ
身長182cm、バスト90cm、ウエスト76cm、ヒップ88cm、肩巾53cm、袖丈63cm、頭回り59cm
YOHJI YAMAMOTO POUR HOMMEからSS25コレクションのご紹介です。
SS25コレクションについて山本耀司氏は、" 危険になりすぎている世界 " を理解するために仏教に回帰し、「多くの問いを繰り返すことが大切です」。と語っています。
●本アイテムは細番手の綿にナイロンをカバーリングした糸を用いて製作された天竺生地 ( 組成は77%コットン、23%ナイロン ) を使用しています。ソフトな肌触りと軽やかさが特徴です。LOOK35で使用。
●後身頃に山本耀司氏が描いたデザイン画とワードをプリントしています。
●Le beau est toujours bizarre ( 新しい美は常に奇妙なもの ) という言葉は「近代詩の父」と称されるフランスのシャルル=ピエール・ボードレールの言葉です。
●「万物は虚に居て実にはらたく。実に居て虚にはたらくべからず」。は松尾芭蕉の言葉です。
●ノースリーブロングTEEとして勿論、カーディガンとしてもお使いいただけます。
●右のサイドにはボタンが三つ施されており開閉可能です。
日本が世界に誇るデザイナーである山本耀司氏が手掛ける同ブランド ( 1984年よりパリコレクションで発表 ) 。四十年前から世界に衝撃を与え、今までの美意識を完全にひっくり返した偉大なデザイナーです。事実、同ブランドのコンセプトにも「山本の考える男性像は、社会の規範に縛られることなく自由な精神を持つ " 何者だかわからない " 男たち」。という一文もあります。今、最も世界から注目されているデザイナーの一人です。
下記はSS25 Yohji Yamamoto POUR HOMMEコレクションについてのブランドオフィシャルリリースです。
Yohji Yamamoto POUR HOMME 2025S/Sコレクションは、コラージュからドローイングへの旅へと私たちを誘う。幾重にも重ねられたプリントから始まり、服作りの方法論を経て、幅広い技法により男性服を表現している。
ランウェイに登場するプリント、色彩、碑文、イメージ、描かれた花々は、今ここに存在するエネルギーを顕在化させる。そこではストリートウェアは自らの言語に反し、仕立ての技術にその座を譲っている。
「ストリートウェアを単なるストリートウェアとせず、クチュールの技術をどう取り入れるか」
それこそがコレクションにて投げかけられた問いである。どのデザインも軽やかさを追求し、裏地も下地もない。その構造の複雑さは、自明のものとなっている。
精巧に仕立てられたアンサンブルは、カッティングのフォルムを解体し、スーツという形式の中で服を再現するさまざまな方法を切り開く。
テーラードの伝統に精通したヨウジヤマモトは、一着一着をそれ自体のキメラとする。異なる要素を加え、拡張し、裁断し、自らの手段と目的により仕立ての技を覆す。それこそが、魂だけでなく身体も包み込み、同時に解放する服を作るということだ。
ショウの最後に登場したシンプルで純粋なルックには、山本耀司によるデッサンと文字が描かれ、アシンメトリーな作品の饗宴の後の、完璧な衣服への回帰を表現している。
コレクションは、英語とフランス語にてマニフェストのような碑文が描かれ、最後は日本語で書かれたメッセージで締めくくられる。
プリントされた紙の上のインクの優雅さは、デザイナーが新たに創造する為に、そしてひとりひとりがその服を着て生きる為に開かれた真っ白なページを想起させる。
山本耀司の歌声が流れる中、薄く軽やかな服を纏ったモデル達がゆっくりとランウェイを歩く。
仕立ての技術と創造性が紡ぐ新たなヨウジヤマモトの物語。
20250401
FABRIC : Cotton77% , Nylon23%
COLOR : Black
COUNTRY OF ORIGIN : Japan