KIKO KOSTADINOVのランウェイショーでも本コラボレーションは全面的に使用されていましたね。因みにパープルカラーは3色展開の中で人気が高いカラーです。ASICSのコラボウエアでもパープルを差し色に使っているのでKIKOの世界観をコーディネート全体で楽しむのもお勧めです。シューズのシルエットが独特で興味深いのと同時に通常のASICSのスニーカーとの大きな違いとして見える点はサイド部分のASICSのスパイラルロゴマークですね。通常は縦2本横2本のラインで構成されるASICSストライプと呼ばれるマークですが、恐らく誰もがASICSと言えば知っているであろうマークを敢えて使わずに新しい試みに挑んできました。1992年に登場したこのスパイラルマークには実は意味が込められているのをご存知でしょうか。僕は単純にASICSの頭文字である 「 a 」 をロゴに使用したものとばかり思っていましたが、実はアスリートが秘める 「 無限の可能性 」 や 「 躍動感 」 というものをスパイラル状にイメージして形に起こしたそうですよ。恐らくKIKOはそういったメッセージも含めて新しい価値観をこのシューズに吹き込んだのではないでしょうか。
4月20日入荷商品KIKO KOSTADINOV公式通販 キコ コスタディノフ正規取扱店
日本が世界に誇るスポーツメーカーASICSと、ブルガリア出身でロンドンをベースに活躍し世界的に注目されているデザイナーであるKIKO KOSTADINOVとのコラボレーションから19SS NEW MODELとなるGEL-SOKAT INFINITYのご紹介です。
これまでのコラボレート同様、ASICSのパフォーマンスレンジとのコラボレートという点がポイントです。
アッパーはランニングシューズのGEL-NIMBUS 10モデルをベースに綱引き競技用シューズであるツナヒキ109モデルのデザインをミックスしています。履き口部分のアシンメトリーデザインはツナヒキ109モデルの特徴的デザインです。従ってアッパーは二種のモデルをミックスしアップデートしているデザインとなります。
さらに、通常GEL-NIMBUS 10そしてツナヒキ109モデルもシューズのサイドに施されるマークはASICSストライプですが、本作ではスパイラルマークを採用している点も魅力的なポイントです。スパイラルマークは、スポーツの持つ限りないスピード感、躍動感、無限の可能性を滑らかな曲線で表現しシンプルかつ個性的なマークとして90年代初頭に誕生しました。ウエアなどに施される事は多いマークですが、SHOESに採用されることはほぼ例がございません。
※ASICSストライプは本来はメキシコオリンピックの為だけに開発されたデザインで機能としてはアッパーの強度の確保です。その後、斬新なデザイン性が好評となりオリンピックイヤー後もブランドアイコンとして使用され続ける事になりました。当初の呼び名はメキシコストライプで現在はASICSストライプと呼ばれています。
ソールユニットはFULL GELが特徴のランニングシューズであるGEL-QUANTUM INFINITYモデルを用いています。FULL GELを採用した点も本コラボレートでは初の試みとなります。
KIKO KOSTADINOVの19SS 00062019コレクションに関して
Interviews by the Riverと題されたKIKO KOSTADINOVの19SS 00062019コレクション。
ユニフォーム ( 文字通り制服やミリタリーやワークウエア、スポーツウエアなど ) からインスパイアを受けアイテムを製作しているKiko Kostadinovらしく様々な職種のユニフォームをイメージし19SSコレクションを作製しています。その他、00062019コレクションのインスピレーション源は大きく3つございます。20世紀の文学史を代表するチェコの作家であるフランツ・カフカの小説「 失踪者 」。ドイツ人芸術家であるマルティン・キッペンベルガーのインスタレーションアート作品。フランスの映画監督であるジャン・ルノワールの1951年の映画「 ザ・リバー 」です。
これらのインスピレーション源はアイテムのデザインに直接的に落とし込まれているものではなくコレクションにおけるフィーリングとして反映させています。「 これら全てのユニフォームは様々な人を代表するのです 」。とショーの後でKiko Kostadinovが語っている通り、文化や人種、伝統、風土、歴史が多種多様に存在する世界における 「 人が纏う 」 ユニフォームの追究をしています。
FABRIC : UPPER ( synthetic fiber ) , SOLE ( synthetic fiber , rubber )
COLOR : Purple
COUNTRY OF ORIGIN : China