PRIMALOFT PUFFER JACKET BLACK

ALMOSTBLACKから枝分かれし、デザイナー川瀬氏がSS19より別ブランドとなるproduct almostblackをスタート。AW21シーズンからはブランド名をproduct twelveへと変更し現在に至ります。同ブランドはアート的な服が持つ華美なデザインで自己表現をする価値観とは異なり、日々の道具のような服に拘っている点が特徴です。糸の選定から生地の製法、そして見た目重視のシルエットではなく、日常の中で使い勝手の良いパターンとは何か?を追求しているプロジェクトになります。このブルゾンは、米軍特殊部隊で採用されているPCU ( Protective Combat Uniform ) のレイヤリングシステムでLEVEL7に該当するモンスターパーカをインスパイア源としています。モンスターパーカを知っている方であれば一見して気付く点ですが、本来ロング丈であるアイテムをショート丈へとモディファイ。オリジナルも元々一番上に羽織るアウターとして開発されている為、ふっくらと大きくボリュームのあるシルエットが特徴ですが、大き過ぎて日常使いとしては着用しにくいと感じる所が否めません。ですので、ボリューム感をキープしたまま、着丈を短くしたこのバランスは新しく見えつつ、且つ動き易さを考慮した作りがとても気に入っています。生地は小松マテーレの高機能リップストップナイロン「SAITOS ( サイトス )」の2レイヤーを採用。防水、防風、透湿性のある素材となります。また表から小松マテーレのダントツ撥水加工をさらに施し、お洗濯を繰り返しても撥水性を損ないません。また裏からは同じく小松マテーレのsilent coatingを施している為、透湿性にも優れ、常に衣服内環境を快適に保ってくれます。内側に使用している中綿は、PRIMALOFT BLACK RISEを多い部分で170gも搭載。水に濡れても潰れにくく、嵩高がしっかり戻る点がポイントですね。総合的にコストパフォーマンスが素晴らしいアウターだと思いますので、ご興味ある方は是非お試しください。尚、今シーズンは暖かいインナーを作ってほしいというリクエストをし、機能性のあるミッドレイヤーをコラボレーションとして製作しております。そちらも既にONLINE STOREへアップしておりますので、是非併せてチェックしてみてください。