ブランド名stglitz ( ステーグリッツ ) はデザイナー自身が修業時代に滞在したドイツの街の名が由来となっています。" ワークとプレイに適応する靴 " を提案するフットウエアブランドです。コンセプトはreconfiguration of traditions ( 伝統の再設定 )。受け継がれてきた意匠や機能に敬意を表しつつ、新しい価値を提案。商品リリースの哲学として毎シーズンテーマを打ち出すのではなく、一貫したコンセプトの元にリリース毎に商品のレベルをアップデートしています。 『より多くの方に日本製の靴を履いてもらいたい』。『革靴よりもカジュアルで、スニーカーよりもフォーマルな新しい選択肢を提供したい』。という思いで、企画・開発・生産を一貫して日本国内で行い、職人の協力のもと安価ではない、適正価格でハイクオリティーな靴を世界に発信しています。
日本の靴産業の中心地・浅草において、" made in japan " の尊い技術を継承しながら、環境・経済・社会が統合的に循環し、地域のパワーが最大限発揮されることを目指します。
世界各国でSDGs ( Sustainable Development Goals : 持続可能な開発目標 ) への取り組みが進む中、「local made, local support (ローカルメイド・ローカルサポート )」という理念を掲げ、積極的にアプローチしていきます。
【デザイナー経歴】
服飾学校を卒業後、アパレル関連に従事しながら浅草の靴職人に弟子入りし、靴作りをスタートしました。
2014年:単身ドイツ・ベルリンに渡り、マイスターの元で靴製作に携わる
2016年:帰国後、COMME des GARÇONS, sacai, doublet, Hender Scheme等を手がける東京の靴メーカーに勤務
2021年:自身のブランド『stglitz | ステーグリッツ』をスタート
【受賞歴・出展歴】
2019年:日本シューズベストドレッサー賞 クラフト賞
2020年:特別企画『靴ミュージアム 日本の革靴150周年』 出展
※明治時代に始まった日本の革靴産業にとって2020年が150周年の節目の年であり、特別企画として渋谷スクランブルスクエアにて同企画が開催されました。
【素材・デザインについて】
■leather
表革はマットな質感の牛革、裏革には高い通気性・耐摩耗性が特徴の豚革を使用しています。表の牛革には特殊耐水加工 " rain cancel " を施し、雨の日でもパフォーマンスの低下を防ぎます。プロダクトに使用している革は全て食肉として加工される過程で出る副産物であり革にならなければ捨てられてしまう物です。日本のタンナーが一つ一つを丁寧な仕事で鞣し、『皮』を『革』にしています。" 素材の力×デザインの力 " によって製品に変換することで廃棄される物に新しい価値を創出し、生産と生活をアップデートします。
■design
外観は革靴を意識していますが、履き心地に直結する内部はスニーカー的な設計をしています。シュータンには足甲への負担を軽減する為のスポンジを、スベリ ( カカト部分 ) にはマイクロストッパー素材を使用し、カカトのホールド感を上昇させています。
■sole
アウトソールには高いグリップ性・耐久性を誇り、イレギュラーラグパターンがオールコンディションに適応するドイツHexa4GRIP®社のHigh-GRIPソールを採用しています。
※ソールの修理交換サービスも有償で提供しています。