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IRON KNIT BLACK
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YOKE

2025 Autumn and Winter Collection

46,200 yen (Inc.Tax)
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SOLD OUT

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マネキン着用サイズ : 2
マネキンサイズ
身長182cm、バスト90cm、ウエスト76cm、ヒップ88cm、肩巾53cm、袖丈63cm、頭回り59cm


細やかな視点での物作りに定評のあるYOKE。毎シーズン、デザイナー寺田氏が感銘を受けたアーティストの作品がインスパイア源となっており、とても丁寧にファブリックやディテールにアートが落とし込まれている点に惹かれました。ファッション同様にアートが好きなんだな、という人柄が滲み出ているようなブランドです。AW25においてYOKEがインスピレーションを求めたのは、シュルレアリスムの巨匠、Man Ray ( マン・レイ / 1890 - 1976 ) 。彼のレンズを通して切り取られた世界、レイヨグラフやソラリゼーションの光と影が作り出す瞬間。現実と虚構が入り混じった神秘的なイメージや、思わぬモチーフの組み合わせから生まれるシュルレアリスムのオブジェ作品などから影響を受けています。そして一つ一つのアート作品を背景に至るまで細かくリサーチし、Man Rayが作品を創作する視点をイメージしてそれぞれの洋服に落とし込んだYOKEの表現は一見の価値があります。Man Rayの代表作の一つである「贈り物」と題した1921年発表の作品からデザインを膨らませた本アイテム。「贈り物」は、日用品であるアイロンに14個の鋲を接着するという手法で有用性を剥奪する発想をテーマとしたアート作品です。本作ではまるでニットにアイロンを押し当て、熱によってその部分だけがアイロン型に収縮したような表現がデザインポイントに。本体には防縮ウールを使用し、アイロン型部分のみに未防縮ウールを用いて洗いをかける事で、収縮しフェルト化する製法によって擬似的に製作した一枚ですね。その縮率の有無によってニットが縮み引っ張られ、形状が崩れてシワが入った仕上がりは、アート性をも感じさせる個性的なデザインとしている点が非常に興味深いと思いました。ヤーンはウール100%を使用し、ハイゲージ特有の品の良いタッチに仕上げています。ネックと袖口にロックミシンで白のコントラストを入れている点もちょっとしたデザインポイントになっております。

YOKE公式通販 ヨーク正規取扱店

マネキン着用サイズ : 2
マネキンサイズ
身長182cm、バスト90cm、ウエスト76cm、ヒップ88cm、肩巾53cm、袖丈63cm、頭回り59cm

YOKE ( ヨーク ) からAW25コレクションのご紹介です。

●本アイテムは100%ウールのヤーンを用いて製作されています。ボディーは防縮ウール、左胸のアイロンモチーフ部分は未防縮ウールで、洗いにかける事でフェルト化させています。
●左胸のアイロンモチーフはMan Ray ( マン・レイ ) の1921年の作品である「贈り物/Cadeau」をインスパイア源としています。下記はブランドオフィシャルの解説テキストです。
「贈り物/Cadeau」はアイロンに鋲が打ち付けられた作品。この作品はマン・レイがパリに移住したばかりの1921年、ダダイストの詩人フィリップ・スーボーの詩の朗読会に向かう途中で即興的に制作されました。マン・レイはパリの金物店で購入した普通のアイロンに釘 ( 鋲 ) を一列に付け、朗読会の開催場所であるギャラリー「Societe Anonyme」の展示会場にその場で追加しました。この作品は、元々その場限りの即興的な創作展示でしたが、ダダイストたちに高く評価されました。しかし、展示後すぐに行方不明になり、現在残っているものは後年に再制作されたものです。アイロンは本来、プレスするための道具ですが、鋲を付けることでその機能が完全に失われてしまいます。これは、機能的なオブジェクトが無意味なものへと転換される過程を示し、ダダやシュルレアリスムが重視した「非合理」や「反機能主義」の精神を体現しています。またアイロンは通常、家庭的で実用的な道具ですが、鋲を付ける事で攻撃的で危険なものへと変質します。この対比により、日常の中に潜む暴力性や不穏さが可視化されています。これは、第一次世界大戦後の芸術家たちが、戦争による社会の変容や暴力の影響を強く意識していた事とも関連しています。タイトルの「贈り物/Cadeau」は、一般的に好意的なニュアンスを持つ言葉ですが、このアイロンを「本来の意味合いでの贈り物」として受け取ることは明らかに不可能です。この矛盾によって、贈与の意味や価値について疑問を投げかけています。マン・レイ自身もこの作品について、「アイロンは布を滑らかにする為のものだが、鋲を打ち付ける事でそれを引き裂く道具になった」。と語っています。つまり、目的と結果の逆転、あるいは意図と機能の相反を強調した作品であると言えます。このように、「贈り物/Cadeau」は単なる視覚的な衝撃ではなく、日常と非日常、機能と無意味、暴力と家庭性といった対立する概念を融合させる事で、新たな価値観を提示した作品なのです。

下記はAW25ブランドオフィシャルリリースです。
“ 光と影の狭間 "
YOKEが今回インスピレーションを求めたのはシュルレアリスムの巨匠、Man Ray。彼のレンズを通して切り取られた世界、レイヨグラフやソラリゼーションの光と影が作り出す瞬間。現実と虚構が入り混じった神秘的なイメージや、思わぬモチーフの組み合わせから生まれるシュルレアリスムのオブジェ作品などからインスピレーションを得ました。Man Rayの作品は、既存の常識を超え、日常の中に眠る異質な美を呼び覚まします。その大胆さ、遊び心、そして夢幻的な感性は、YOKEに新しい視座を提供してくれました。今回のコレクションではシュルレアリスムの現実と虚構を組み合わせた違和感や、レイヨグラフ ( フォトグラム ) の影絵のような表現、写真の現像時に白黒部分を反転させるソラリゼーションの技法など、洋服の要素にMan Rayの世界観を表現しました。

マン・レイ ( Man Ray ) とは
1890年8月27日 - 1976年11月18日
本名 : エマニュエル・ラドニツキー ( Emmanuel Radnitzky ) はアメリカ合衆国の写真家、画家、彫刻家、映画監督。ヘルムート・ニュートンと共に、女性のヌード写真で有名で、シュルレアリストとして多数のオブジェを制作したことでも知られています。レイヨグラフ、ソラリゼーションなど、様々な技法を駆使する一方でストレートなポートレートも得意とし、ファッション写真など多種多様な作品を残しています。父親メラックは仕立屋、母親ミーニャはお針子で、親の職業や家庭環境からかマン・レイ作品の中に現れるマネキン、アイロン、ミシン、ピン、織り糸などの道具のほとんどは仕立屋と関連があるものが多いのも特徴です。

20250909

FABRIC : Wool100%
COLOR : Black
COUNTRY OF ORIGIN : Japan