KIKO KOSTADINOV 00092020 LAPSED INFLUENCE
19.08.2020

KIKO KOSTADINOV
20AW 00092020コレクション " LAPSED INFLUENCE "
コレクションの出発点はKIKOが訪れたアートギャラリーでした。
そこに展示されていたのはアメリカのアーティストであるキャディ・ノーランドの作品。
キャディ・ノーランドはアメリカの歴史の中に確かに存在する暴力の文化に目を向けそれらを批判するような作風が特徴です。具体的に言えば銃社会を糾弾した作品等があり、KIKOはそれらにインスピレーションを受けシューティングやハンティング、アーチェリー等にフォーカスしたコレクションを作ろうと思い立ったようです。
さらに派生させて19世紀の英国近衛兵のウエアや弓、ライフルといったツール等からも着想を得てデザインやグラフィックに盛り込んでおります。
これまで同様、様々なユニフォームのマニアックな追求そして引用を駆使し現代的視点で再考。さらに個性や機能を考えながら自分なりのオリジナリティーのあるデザインに昇華させ未来のスタンダードを作ろうとしている姿勢は健在です。







また、キャディ・ノーランドの父親であるケネス・ノーランドからもインスパイアを受けております。ケネス・ノーランドはアメリカの著名な抽象画家でありカラー・フィールド・ペインティングの代表的な作家です。コレクションにVの切り替えなどが多く見られましたがこの事はケネス・ノーランドの作風の影響からと思われます。












