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SOFU TESHIGAHARA PRINT BLEACH TEE BLACK
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SOFU TESHIGAHARA PRINT BLEACH TEE BLACK

SOFU TESHIGAHARA PRINT BLEACH TEE BLACK

ALMOSTBLACK

2023 Autumn and Winter Collection

28,600 yen (Inc.Tax)
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SOLD OUT

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アートとファッションとの融合を具現化したアイテムを展開しているALMOSTBLACKは、2シーズンに渡ってデザイナー中嶋氏のアンテナに掛かった日本人作家にフォーカスしています。2023年秋冬は同ブランドのコレクションにおいて、いけばな草月流の創始者である勅使河原蒼風氏とのコラボレーションを実現。参考までに同氏は、数々の斬新な表現を生み出した事から「花のピカソ」の異名を持つ人物です。樹塊を用いた巨大な作品や、花を用いない作品、そしてコラージュ絵画などの多くの作品を、自由で多彩な手法を用いて作り出してきた事で、いけばなに留まらない総合芸術家であった事が窺い知れます。それらの作品にインスピレーションを得たデザイナー中嶋氏は、「精神に古今なく、作品は変転自在」という勅使河原氏の残した言葉の意味をなぞるように、枠に囚われない多角的な視点でミリタリーやパンクといった世界観といけばなのエレガントさを相反するものとして衣服に共存させています。本アイテムはUSED加工を施し、所々生地を裂き穴を開け、ヴィンテージ感・パンク感のある仕上がりにしています ( 一点ずつ多少風合いが異なります )。もともと中嶋氏の得意とするパンクな表現を単純にしたかったのではなく、Tシャツに開けられたこの穴も勅使河原蒼風氏の作風から来ているというストーリーがある点がポイントです。勅使河原蒼風氏は1950年代初頭は花をメインに鉄や石などを用い、55年以降はモチーフが樹根や樹塊などの木に変化して、さらに樹根や樹塊自体に丸い穴を開けていく作風が増えていき自身のアイコニックな表現となったようです。この穴をインスパイア源としながら、パンクファッションの穴開きディテールと結びつけているという流れが素晴らしいと思います。さらに前身頃には、草月いけばなの心得を五十の規則にまとめた草月五十則の第一則、「花が美しいからといって、いけばなのどれもが美しいとは限らない」。をプリントしています。この言葉の「花」を " ブランド/デザイナー " に、そして「いけばな」を " コラボレーション " に置き換えてみると、ハッとさせられませんか。本コラボはこちらの文章の指す「意義のないコラボレーション」ではなく、有意義なコラボレーションを目指し製作されているという意思表示のようにも感じますね。

ALMOSTBLACK公式通販 オールモストブラック正規取扱店

マネキン着用サイズ : 3
マネキンサイズ
身長182cm、バスト90cm、ウエスト76cm、ヒップ88cm、肩巾53cm、袖丈63cm、頭回り59cm

RAF SIMONS STUDIOで経験を積んだ中嶋峻太氏が手掛けるメンズブランドALMOSTBLACK ( オールモストブラック ) の23AWコレクションからUSED加工TEEシャツのご紹介です。

23AWシーズンは、いけばな草月流の創始者であり日本のいけばなを世界に発信した第一人者の「勅使河原 蒼風」( 1900-1979 ) 氏とのコラボレーションアイテムを展開しています。
勅使河原 蒼風氏は、いけばなにおいて斬新な手法を多く提供し、フランスのフィガロ誌、米タイム誌等が「花のピカソ」と賞賛した人物です。

勅使河原 蒼風氏は華道家・勅使河原和風の長男として生を受けます。クラシックな「いけばな」というフィールドにおいて才能を発揮し注目されましたが、内容よりも形式を重んじるそれまでの「いけばな」に疑問を持ち、父である勅使河原和風と決裂して1927年東京にて草月流を創流。しかし、無名の流派には入門者が集まりませんでした。それでもこのような厳しい状況を逆手に取り、D.I.Y.ともいうべき精神で、「器」を錆びた鉄釜などで代用し独創的な「いけばな」を提案。戦後、空前のいけばなブームを巻き起こしました。

草月流家元でありながら、花をいけない・花を用いない、といった新しいいけばなの手法を取り、さらに活動は彫刻、絵画、書、舞台美術まで多岐に渡った芸術家です。画家・サルバドール・ダリの自宅に流木のオブジェを制作した事もあります。

実際、「若しこの世の中に、植物が一つもなかったとしたらどうだろう。どっちを見ても花はない。そういうとき私たちは、一体何をいけるだろう。私は、そこに石があったら石、若しくは土があったら、土をいけるだろう」。というような言葉も残しています。

写真家の土門拳 ( 22AW、23SSにおいてALMOSTBLACKがコラボレーションした写真家・細江英公氏が活躍する前の時代に活躍した日本を代表する写真家。スーパーリアリズム主義が特徴 ) とは、義兄弟と呼ばれるほど深い信頼関係を築きました。

以下23AWブランドオフィシャルリリースより抜粋
蒼風は「花が美しいからといって、いけばなのどれもが美しいとは限らない」という言葉も残している。これはALMOSTBLACKが継続してきたアーティストとの取り組みにも言い換えることができる。コラボレートするアーティストの作品がいくら美しいからといって、そのコラボレーションが美しいとは限らない。このことは、このブランドのこれまでのコレクションにも通底している意識だった。いかに説得性と正当性をもったコラボレーションなのか。この問いに、中嶋 ( ALMOSTBLACKデザイナー ) はクリエイションで応えてきた。

このようなリリーステキストから分かるようにALMOSTBLACKブランドはアートコラボレーションに対して他ブランドと異なる表現をします。
一般的にはアーティストやクリエーターの作品のみを服上にプリントする、刺繍する、etc。つまり、あくまで服の上に視覚的な作品のみを取り付ける方法論をとります。ALMOSTBLACKは視覚的なプリントも用いますが、一人のアーティストを深く掘り下げ、アーティストの考え方やメッセージ、そして作品が持つ特徴や方向性、そして世界観。つまりは視覚化出来ない部分を、服上でデザインやディテール、カラーパレットなどで表現しようとしている事が、世の中に溢れている一般的なコラボレーションとの差です。ARTとFASHIONの本当の意味での融合を目指しています。

●本アイテムは100%コットンの生地を用い製作されています。
●特殊なバイオ加工を施しており、長年かけ愛用した様なヴィンテージ感やパンク感のある風合いが特徴です。穴も随所に開けています。この穴は「勅使河原 蒼風」の作風からのインスパイアです ( 50年代中盤以降は樹根や樹塊などの木をモチーフにし、それ自体に丸い穴を開けていく作風が増えていきました ) 。
●前身頃に「勅使河原 蒼風」による草月五十則の第一則である「花が美しいからといって、いけばなのどれもが美しいとは限らない」。をプリントしています。想いやコンセプトの無い商業主義のコラボレーション等に対する痛烈な皮肉を込めているかのようです。

20230629

FABRIC : Cotton100%
COLOR : Black
COUNTRY OF ORIGIN : Japan