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AVAILABLE NOWHERE : JUDY BLAME

2020 Autumn and Winter Collection

71,500 yen (Inc.Tax)
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SOLD OUT

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2020年秋冬よりスタートした新しいレーベル " AVAILABLE NOWHERE "。1980年代よりUKで活動していたスタイリスト兼アクセサリーデザイナーであるJudy Blame ( ジュディ・ブレイム ) が2年前にお亡くなりになられたのを機に自身の名義で手掛けてきたブランドから名称変更したレーベルとなります。ジュディ・ブレイムと言えばボタンや安全ピンをモチーフとしたハンドメイドのネックレスやブローチ、そしてプリントTシャツやコーチジャケット等、彼のアイコンデザインとして様々なアイテムを世に残しています。ダイヤモンドの輝きだけが素晴らしい訳ではないという考えのもと、D.I.Y.の精神でテムズ川でゴミを拾ってきて、それを組み合わせて一点物のアクセサリーを作ってきたジュディ・ブレイム。要らなくなった物にまた新しい価値を与えるクリエーションは様々な人々に多大な影響を与え続けてきました。その要らなくなったゴミの一例となる「ボタン」。このボタンリングはJudyが以前に発売した代表的なアイテムの一つであり、この度復刻リリースとなります。噂によるとこのリングが作られた背景にはストーリーがあり、80年代にThe House of Beauty and Cultureというショップを一緒に運営していた時の仲間の一人、クリストファー・ネメスの娘さんの為にデザインしたリングだとか。ジュディにとって思い入れのあるリングだったと推測する事ができますね。

AVAILABLE NOWHERE公式通販 アヴェイラブル ノーウェア正規取扱店

UKのスタイリスト、ジュエリー・デザイナー、アーティストとして一つのカルチャーを築き、2020年の現在でも影響を与え続けているクリエーターJUDY BLAME。これまでは彼自身の名前を冠したブランド名でのリリースが主でしたが20AWはブランド名を " AVAILABLE NOWHERE " とし本名義では初リリースとなります。

新たなカルチャーを作り新たな価値観を生み出した本当のクリエーターであるジュディ・ブレイムのアイコンの一つであるボタンをモチーフとし製作されたシルバー製リング。Mサイズが15〜16号、Lサイズが18〜19号に該当します。リング裏面にJUDY BLAMEのサインが入っております。

JUDY BLAMEは1960年2月12日生まれ、2018年2月19日没。本名はクリス・バーンズ。JUDY BLAMEの名付け親は彼の友人であるファッションデザイナーのアントニー・プライスとモデル・美容師だったスカーレット・キャノンです。1980年当時JUDYが20歳の頃、彼はコートチェッカーとしてクラブで働いていましたがお客さんから預かったコートなどを他のお客さんに着せていたり ( くしくもスタイリストという後の仕事に役立ったとも言えるのか? ) 、この他にも事件とも言えるような事をしていたそうです。当時の友人が思いつきで何となく彼をJUDY ( このJUDYは女優のジュディ・ガーランドが由来 ) と呼ぶようにはなっていたのですがお騒がせを色々とやっていたので、皆、JUDYのせいだ! というようになり「 せいだ! 」=「 BLAME 」をJUDYにつけてJUDY BLAMEと呼ぶようになりました。

その後、アクセサリー製作をし始めるのは1981年以降。当時はお金もないのでUKらしくD.I.Y.精神で廃材やおもちゃの包装、お菓子のゴミ、海岸のゴミなどを集めて製作していました。D.I.Y.精神で始めたこのアクセサリー作りは後々革命的になるのですが、マルセル・デュシャンが便器に 「 泉 」 と名付けたように、ピーター・サヴィルが超新星爆発の波形をレコードジャケットのアートワークにしたように、JUDYも捨てられて本来の意味を失ったものに別の命を与えてアートに昇華させ新たな美意識や価値観を作り出し評価を得た方です。世界中で現在活躍している超有名デザイナー達もフェイバリットに挙げる方は非常に多いアーティストです。生前、彼はインタビューで 「 私はダイヤモンドが安全ピンより優れているとは思いません。私にとってそれはただの物や形です。すべてに美しさを感じています 」。 と語っています。

1986年にシューデザイナーのジョン・ムーアが主導となりスタートしたThe House of Beauty and Cultureに参加。靴をジョン・ムーア、服をクリストファー・ネメス、アクセサリーをジュディ・ブレイムが担当。当時のメンバーはジョン・ムーア、クリストファー・ネメス、ジュディ・ブレイム、デイブ・ベイビー、スカーレット・キャノン、アラン・マクドナルド、リチャード・トリー等がいました。The House of Beauty and Cultureはセレクトショップのはしりともいえる存在であり、話題のスポットとして当時ボーイ・ジョージやリー・バウリー、デレク・ジャーマン、マルタン・マルジェラ等が通っていたそうです。現在Diorのメンズダイレクターを務めるキム・ジョーンズにとってジュディ・ブレイムはHEROの一人であり、Louis Vuitton時代も現在のDior時代もジュディ・ブレイムとコラボレートしております。

その後THE House of Beauty and Cultureは三年ほどで消滅しジュディ・ブレイムはスタイリストとして活躍。雑誌としてはi-DやFACEで活躍。この二つはその雑誌が存在する前と後で区切りが出来るくらいの影響力のあるファッション・カルチャー誌と言われています。特にi-Dは世界初の絵文字とされるi-Dのロゴを作ったテリー・ジョーンズが創設。テリー・ジョーンズはPILのロゴも作っていたりします。さらにストリートスナップの元祖も実はi-Dです。その他、ボーイ・ジョージ、ビョーク、ネナ・チェリー、マッシヴ・アタックなどのミュージシャンのスタイリング、コレクションデザイナーたちとのコラボレーションも精力的に行っていきます。ストリートハントや、ヴィンテージやミリタリーとメゾンブランドのミックススタイリングを初めて行ったと言われているスタイリストであるレイ・ペトリが結成したバッファローというクリエイターチームともジュディ・ブレイムは親交があり当時も今も皆にリスペクトされていた人物でした。また、SHOWstudioの写真家兼ディレクターであるニック・ナイトはジュディ・ブレイムについて 「 常にユニークであり、常に弱者のチャンピオンであり、常に反体制であり、常に刺激的で、非常に才能があり、常に100%。素晴らしい 」。 と語っています。

新たなカルチャーを作り新たな価値観を生み出した本当のクリエーターであるジュディ・ブレイムのアイコンの一つであるボタンをモチーフとし製作されたシルバー製リング。Mサイズが15〜16号、Lサイズが18〜19号に該当します。

20210929

FABRIC : Silver100%
COLOR : Silver
COUNTRY OF ORIGIN : U.K.